2019/06/22 17:38
アパレル企業様の物流拠点へ、秋に稼働予定のシステムについて、事前説明及び導入支援のミーティングへ。
普段、使い慣れているシステムを変更するのは、非常に大変。
お金をかけて最新のものになるから、前途洋々かと思いきやそんなこともない。
ポイントは二つ。
①「茹でガエル現象」
過去の失敗体験などが原因で、失敗する、面倒に巻き込まれたくないと組織として保守的なスタンスになってしまう場合がある。
また、変化すること自体が面倒くさい(習慣を変えるの難しい、いくら早起きが良いとわかっていてもできないのと同じ)。
わかっていても、色々な感情に引っ張られて重い腰が上がらないのだ。
そうなると正に「茹でガエル現象」。
ジワジワと無理、無駄が多くなり、最終的には取り返しのつかない状況になる。
②「魔法の道具現象」
もう一点、ITツールを何でもできる「魔法の道具」と思い込んでしまう。
簡単な話なのだけど、そんなものはない。機能には限界がある。
人が使うものだから、どの部分を人がカバーして、どの部分をシステムに頼るかの線引きが必要である。
この二つのポイント。奥深い。
解決方法
じゃあ、どうやって解決していくか。
それは、やはり人。
色んなプロジェクトを成功させるフレームワークや管理方法などがあるけど、やっぱり人だと思う。
ちゃんとコミュニケーションをとり、ぼんやりとした不安を取り除きながら、明るい未来を一緒に考えて寄り添うこと。
トップダウンでがっつり引っ張る方法も良いけど、10年後社内でリーダーは生まれない。
大体依存関係が発生してしまう。
寄り添いながら、良い立ち上げができるように気合い入れてやっていこう。
